コンセプト    ゲインの想い
お問い合せ
Welcome to our website, Thank you for your access.
Home コンセプト WORKSへ 会社概要 ゲインの無垢の木
私たちは提言します。2023年も、私たちの志にブレは一切ありません。
  私たちGAINの倫理コンセプト;

かつてマハトマ・ガンジーが提唱した「七つの社会的罪」
(Seven Social Sins)

1.理念無き政治(politics without principles)
2.労働なき富(wealth without work)
3.良心なき快楽(pleasure without conscience)
4.人格なき学識(knowledge without character)
5.道徳なき商業(commerce without morality)
6.人間性なき科学(science without humanity)
7.献身なき信仰(worship without sacrifice)


これらの言葉は、一見ばらばらのように見えて、実は本質において通底する「普遍的な存在論」だと思います。
 企業も社会も人が創るものです。人がどう生きるか、どう係わるか、そして何を遺すかを真剣に考え抜かなくてはなりません。これらを実践すれば、生まれるもの、輝くもの、伝わるものは、唯ひとつ「感謝」だけです。



矢印

「木の家」の住まいづくりの主役は誰でしょうか?当然住まい手です。その主役に最高の舞台を提供するのが、優れたコンセプトとインテリジェンスを持つ建築家であり、それに勝るとも劣らない専門家たちです。ゲインは本物と呼ぶにふさわしいオリジナル無垢の木を以て、最高の空間を提供できるよう、彼らとコラボしています。
選ぶ相手を間違えると、コスト主義に走った陳腐な家を押し付けられます。住まい手の方も、コスト主義に洗脳されないように気をつけましょう!


 
無垢の木で建てた家は燃えません


 日本の家屋の出火原因は、タバコの火の不始末やコンロでの油の炎上等が指摘されています。そして家が燃えていると、木が燃えているために、いわゆる木造家屋は「火に弱い」と印象付けられています。

 でもこれは結果から判断した大きな誤解なのです。

 実際に消防局の調査で判明しているのは、出火から火事に至る原因の多くは、無垢の木ではなく、合板類の製品ということです。
 つまり合板下地のカラーフロアや家具や建具が種火を拡大する主たる原因なのです。そこには接着剤などの石油系化学物質がたくさん含まれています。

 実際に木ももちろん燃えますが、太い柱や梁がそのままで燃えることはないのです。キャンプファイヤーで火起こしするときを思い出してください。乾いた小枝や新聞紙を種火の元にすることはあっても、大きな木からでは火は点きませんよね。

 ついでにいうと、(スタイロフォームが入っていない)本物の畳や土壁も燃えません。

 地震は怖いけど、その後の火災はもっと怖い。今では法律で不燃材を使用することが義務付けられているケースが多いのですが、これは匂いを消すためにもっと強い匂い成分で分からなくさせているようなもの。

 日本が伝統的に持っている素材は、シンプルであると同時に「燃えにくい」素材でもあるのです。燃えやすい家屋にしてしまったのは、戦後市場を席巻した「新建材」ということに気付いてください。

 そんな日本人の知恵や木の文化を知らない「学者」が、今の建築基準法を作っているといっても過言ではありません

 人間が主役。そしてご先祖から受け継いできた文化が主役です。
 戦後の「便利性」を追及した挙句、大量生産の工業製品を当たり前のように住まいなどの生活の場面に侵入するに任せて出来上がったのが、「公害」であり「シックハウス」であり「燃えやすい家」です。文明の発展の美辞麗句の下に、人の心の豊かさや崇高さは二の次にされてしまった。

 住まいにも、人の、家族の意思が隅々に行き渡るには、土に還元されるものだけじゃなく、それに人の気持ちが伝わるもの、メンテナンスは人任せにしなくてすむもの、親子数代にわたって受け継がれるものを選びたいですね。


 
  ゲインは、なぜ「地産地消」を唱えないのか

 巷の建築雑誌や木材の広報誌などでは、必ずといっていいほど、「地元の木で家を建てましょう。そうすれば、その山への手入れが行き届いて、山が生き返ります。」等々の表現で、地元での地域の材木消費を薦めています。
 このことはもちろん一理(一利)があります。これは林業の継続のために必要なことですが、私が30年間見てきた実際の世界では、それに合致する地域があれば、単に経済原理だけで地域=囲い込みに偏している団体もありました。
 盲目的に地域材を推奨しても、その地域材がユーザーさんのウォンツ(本質的なニーズ)を満たす保証はありません。むしろその逆のことが行われているのを、嫌というほど見てきました。

 私はもちろん生を受けた地域や故里を愛しています。日本という国が大好きな一人です。だからこそ本物とニセモノをしっかり見分け、ユーザーさんにニセモノを掴ませてはならないという思いで、これまで活動してきました。
 もちろん地域材がニセモノというのではありません。一所懸命に頑張っている山の人々がいることを知っています。でもそれを一種の徒党や団体で一括りにしてしまうと、産地の顔が見えなくなることが多いのです。
 ユーザーさんには、自分で選んだ無垢の木を、その地域に縛られずに選択する権利があるはずです。商業主義的な木の産地もありますが、ゲインでは残念ながら採用できません。
 ニッポン国内の、山の人々が一所懸命に作る高品質な製品こそを、全国のユーザーさんや建築家にお届けしたい。その一途さだけが、ゲインの姿です。

  国産材を、ドイツのように日本の政治行政が百年の計で活用したら、…

@日本の家々と町並みが美しく昇華します
A森林更新を促進して、山の保水力が高まります
B山や故里に人が戻り、都市部の人々も自然豊かなライフサイクルが実現します
C熊や猪、猿が里に降りて来なくて済むようになります
D木の文化を取り戻し、日本人の心の底流にある「きづな力」が甦ります
E生物の健康を守り、命を活性化します
F生命豊かな混交林(鎮守の森)を復活させます
G人と自然(木)との新たな係わり合いから、真の知恵が生まれ、日本を発展進化させる力となります


   本物の材木屋がいない!

 材木屋って、何だろう?建築材を販売する会社?材料を納品する運搬会社?工務店の下請け業者(業種)?…どれも当たってます。
 でもこれって一歩間違えると、ただの建材ブローカーでしょ?間違えなくても、かも…。それなら木や建築の知識がなくても、できてしまう商売で、閉鎖的な業界に守られて、机の上では握手をして、その下では蹴り合うような連中ばかりになってしまう。
 安い輸入材が入れば、ためらいも無く飛びついて、国産材は「買い叩く」ことが習い性になってしまっています。これじゃあ材木屋でありながら、木材業界の足を引っ張っているだけの、残ったご飯を取り合う貧しい根性の業者に成り下がってしまうのではないでしょうか?
 そんな材木屋なら、日本の森を守ることはできないし、社会に貢献できない。

 材木屋は、社会的ニーズに応えることが大切だけど、それ以上にそれぞれのウォンツに確実に応えられる知識と経験をフルに生かして、適材適所を実現するコーディネーターであり、アドバイザーであり、日本の森林を復興させる主役でなくては、存在価値が無いのではないでしょうか?



矢印 何のために、国産無垢材にこだわるのか?
 
 国内の食料自給率が40%以下にまで低下している現状。元々安全な食材を生産供給できるにも拘らず、輸入食材に頼りすぎたために、何か問題が発生したらまともに対応できなくなっています。
 それは食料だけではなく、木材も同様の問題を抱えています。いや食料以上に危機的な状況にあるといえます。木材自給率20%、エネルギーとしての消費率0.8%(欧米先進国でさえ20%以上)という有様。

 日本の需要は日本で賄えてこその国際化だと思います。経済優先で、私たち日本人の一千年以上の木の伝統文化を軽視することは、私たちの最善の未来を見失うことになると思います。

 日本は世界の中で特異な気候を持つ国です。四季は日本人にとっては当たり前ですが、とりわけ梅雨の降雨季は、高温多湿となり、多湿による様々な弊害が発生します。
 そういう気候の中で、数万年もの間に適応生長してきた日本の木が、日本の家や住まいに利用するには最も適していることは考えなくても分かることでしょう。

 海外の木が輸入業者によって沢山紹介されていますが、日本の気候や住まい方に適応しているからではありません。経済的動機がすべてだと断言できます。
 
 そればかりか、日本でそんな似非「無垢材」を利用すればするほど、南米では熱帯林が破壊され、アフリカでは砂漠を増やし、ロシアのツンドラ地帯では永久凍土が消えて、中国では「自治州」への搾取と差別が拡大してゆくばかりです。

 最近出所の分からない新種の無垢フローリングが出回っています。中国産の広葉樹は汚い表情ばかり。中国がプラントと称してアフリカ各地の自然を破壊した結果、ただ同然で手に入れた「無垢フローリング」は、糞をぶちまけたかのような汚い色合いでした。
 倫理なき商業は、自然を壊し、人の良心を「損得勘定の打算」に変えてしまいます。

 その結果水が必要な地域には水がなく、渇水と洪水で多くの命を失うことになってしまっています。その流れを促進しているのが、日本の「材木屋」を名乗る業者だから始末が悪いのです。

 日本には日本中の需要を賄う十分な量の高品質の無垢の木があります。なのに、市場原理に押されてか、まともにご紹介できる者が数えるほどしかいないのが現状です。そのため世界の先進国の中では、木の文化的な利用率はおそろしく低迷しています。

 本物と呼べる「無垢の木」からは、日本人の遺伝子のように受け継がれてきた文化を感じます。それを是非とも伝えたいし、ご理解をいただきたいのです。

 私どもゲインは、単に国産材利用を推奨しているわけではありません。ユーザー様の多くのご希望に沿うだけでなく、将来の生活や周辺環境まで考慮して、高品質のベストな製品をご提案していきます。

※ビジネスに重心を置きすぎると、耳障りのいい適当な表現を優先して、問題の本質から遠ざかることが主流になってしまいます。あえてコテコテに表現していますが、実物はいたって柔和ですよって思っています(笑)

矢印

なぜ直接販売にこだわるのか?
 
 施工業者やユーザーに、その製品の特徴や施工要領を
直接説明すること(通販の場合はメール利用)は、私たちの大切な仕事だと思っています。

 それは木の製品は、単なる家を支える構造材、また壁や床材だけではなく、設備的な側面もあるからです。木には人の生活環境を活性化する様々な機能が備わっていて、利用する樹種によってそれぞれ異なるからです。

 今日、大量生産の似非無垢材が大量に出回っていることもあって、ホントに必要なものが、人々の生活から遠ざけられているように思えます。

 産地も生産者も分からないような製品が、人の生活を豊かにできるはずがありません。

 私たちは、お使いになる製品に応じたメンテナンスなどのアドバイスをお伝えすることを怠りません。施工業者にはそれぞれの施工要領を、ユーザーの方にはメンテナンスのやり方をご説明します。

 実際の取引の多くは、ネット販売も含めて、実にいい加減なやり方が横行しています。無垢の木製品には工業製品のような同一の製品は絶対にありえませんので、他の製品より丁寧な販売を心がけています。

 デジタル加工された商品写真を掲載したカタログから安直に購入することはバクチを打つようなものです。
 商社やその他の中間業者を経由すると、価格が不要に高くなるばかりか、伝えなければならない大切な情報が断絶してしまいます。

 

矢印

私たちの夢 
 
 それは周辺の山河と調和して、心が融けるような時間が流れる美しい日本の街並。家が外部と敵対するような造りではなく、一帯と安心してコミュニケーションが構築できること。そこではおじいさんやおばあさん、乳呑児や幼児たちが笑顔で交流できること。

 報道では通り魔やストーカーによる事件が多発していますが、神経過敏な反応として過剰なセキュリティを煽っています。それはそれで必要な世の中になってしまっていることは否定はできないと思います。

 でもそれは家族関係から街のあり方が非人間的な設計で造られているという側面を見逃しては、ますます、より非人間的な方向に陥ってしまうのではないでしょうか?

 もぐら叩きのような場当たり的な対策ではなく、私たちが元々持っていて、文化として育んできた、より根源的な人間的な温かみと思いやりに溢れる世界。子どもやお年寄りを町ぐるみで大切にできる世界。

 そんな世界を取り戻すことは政治や行政、制度を変革することにつながりますが、非力とはいえ私どもにできることを弛まず実践していくこと、少しずつでもひとつひとつ輪を広げていくことと思います。

 人の気配や愛情を感じ取れる住まい・・・こんな家づくりや街づくりは、思いのある建築家のお仕事ですが、私たちゲインにできることは、そんな街並、家や住まいに空気のように溶け込む高品質の無垢材、また加工職人のアイデア溢れる無垢の木たち(床壁材・構造材・家具)をお届けすることです。

 日本の木の産地に労働に見合った正当なお金が還流されれば、過疎化にブレーキをかけることができます。農林業でごく一部の業者だけにお金が集中するのではなく、地域に還流される仕組みができれば、若者も戻ってきて、国内の限界集落は豊かな村に生まれ変わります。

 限界集落や廃村という現実は、日本の経済・流通システムが時代に適応できず欠陥だらけの制度になっていることの証拠でもあります。私たちが本気を出して行動すれば、人間にとって、文化こそが財産であって、経済原理は僕(しもべ)でしかないことを証明することにつながるのではないかと思っています。

 日本のごく一部、点でしかない存在です。思いがあっても、まるで声にもならない存在です。本気で本物を追い求めても結果が出る保障もありません。でもたった一回の人生、誰かがしなきゃね!

一燈照隅 万燈照国   国内の産地とユーザーとのより良い出会いを本物の情報で演出します

Copyright(C) 2024 GAIN All Rights Reserved.

 

日本の木材自給率
1955年 94.5%
1965年 72.0%
1970年 50.0%
1980年 35.0%
1990年 26.0%
2000年 18.2%
2005年 20.0%
2010年 27.8%
2015年 30.0%
2018年 34.8%
2021年 41.1%
(国産材だけでは20%)

原因:60年に米国要求に従い木材の関税ゼロへ。
国内では、輸入自由化に対抗できる政策なし。
旧来の多段階流通システムを温存したため、勝負にならず。
指を銜えて何もしなければ、益々悪くなるだけです。
このままでは、日本人の遺伝子は永遠にスイッチ・オフに、・・・
誰かがやらなくては、日本の木材自給率100%復活のために、美しい無垢の木を伝えるために。

2010年には自給率が若干回復していますが、これは相対数値で、実際の需要量は前年より遥かに減少しています。国産材は6.1%の、輸入材は23.0%減少です。
 木材振興率という新たな基準が必要です。
 
住宅種別CO2排出量
単位 kg-CO2
利用木材別(1棟平均)

全て地域材 494
全て国産材 1206
輸入材使用住宅 2857
全て輸入材 6782

大手ハウスメーカーほど輸入材偏重傾向。ツーバイフォー住宅が全て輸入材に該当します。

全て地域材と比較して、輸入材住宅はガソリン2740g分多く消費しています
 
お問い合せ先
GAIN(ゲイン)(有)
北九州市八幡西区若葉3-20-41-506
TEL: 093-644-6111
FAX: 093-631-6341
 

ゲイン トップ